47歳・男 (再婚)


前妻と別れ、長男と長女との3人暮らしがしばらくあって、長男が巣立ち高校生の娘とふたりになった頃、娘から「お父さん、再婚しなよ」と言われました。

娘は、仕事と自分の世話でいっぱいになっている私が見てられなかったのかもしれません。私としては、離婚して子どもを育てると決めた以上、覚悟はあったので、当面の再婚は考えていませんでした。

ひょんなことで知り合った相談所の方からに、お見合いについて伺いました。以前の私ならまともに耳を傾けたはずもないほど、考えたこともなかったのですが、その時はなぜかピンと来て、一気に入会の手続きを進めました。

10人でも見合いしよう、という覚悟でのぞんだのですが、結局1人目の女性と“決まった”ので、残念ながら見合い経験は1回。ですが、多くの人に、お見合いを勧めたいと思います。

“たがいのプロフィールを承知の上で、結婚という目的をもって出会う”ところからスタートできるからです。

再婚で子どもがいる私にとっては、家庭事情を照会した上で会ってくれた相手ですから有難い。彼女も一度離婚しているのですが、最初のデートから、かなり突っ込んだ話題で互いの情報を交換できたので、早くからリラックスした交際ができました。

また、私が強く感じているのは、お見合いという形式の利点もさることながら、双方に当人の人柄を理解している相談所の方の存在があることが素晴らしい。システマチックなマッチングではなく、昔ながらの“お見合い相手を紹介するおばちゃん”然としたスタッフのアドバイスが、実は肝なんだろうと思います。

入会直後は正直、緊張と不安でいっぱいでしたが、今となっては「お見合い1回は、もったいなかったな」って冗談で話しています。

私個人としては男性にこそ勧めます。恰好つけてなかなか本当のことを吐露できないことで恋愛から結婚に進展しない方、多いんじゃないでしょうか。 私は、「お見合いした彼女と恋愛中で、近々結婚する」と胸を張って友人に伝えているところです